I’m A Hog For You Baby -Dr Feelgood-

オルタナティブ

[s_ad]

個人的にspotifyのDaily Mixがとても気に入っている。

実際に自分が好きで聴いている曲を次々に出すのではなく、その周辺の(微妙にドンピシャではない)楽曲を選び出す辺りが案外と悪くない。

まあ、ソコソコ心地よいのである。

実際に自分のDaily Mixでは1976年~1980年頃、つまり自分が10代後半頃の音楽について、選んだミュージシャンの中から傾向を抽出されていると思われるのだが、大きく分けてDaily Mix1が「パンク・ニューウエイブ」路線、Daily Mix2が「ハードロック若しくはアダルトオリエンテッド」。

ハードロックとアダルトオリエンテッドが一つにまとまっていていいのかは疑問だが、まあ自分のMixの中においては、このような二極化が存在しているようだ。

で、面白いのはDaily Mix1(Daily Mix2はあまり面白くないのだ。やっぱりカテゴライズが曖昧すぎなのだろう)

1970年代のパンク周辺、いわゆるオルタネィティブなジャンルものが面白い。それは当時、聴きたくても予算の関係というか、音楽の産業的拘束期というか情報の入りにくい不自由な時代背景があって、当時は聞きかじりならぬ、活字かじり(好みの音楽に到達するために雑誌などのレビューを先行して読まねばならなかった時代)から覚えていったバンドやアーチスト、曲など、結局その音に到達することが叶わなかったものが再発掘されるからに他ならないのだろう。

バンド名、アーチスト名は以前から知っていたけど、聴く機会に恵まれなかった楽曲が目白押し状態というか、それらを意識的にではなく、無意識的にランダムに再生されることが、思いの外プラスに発揮される部分なのである。

この表題曲 ” I’m A Hog For You ” に関してもそうで、元々全くマークしていなかった曲である。

Dr.Feelgoodは名前は知っていたが聴く機会がなかった。いや、中々ゴツゴツ感の心地よいバンドというか。

ギタリストのウィルコ・ジョンソンは日本では人気なんだそうだが、実際には全然知らなかった(確かに名前はよく聞く気もするが)。

「I’m A Hog For You 」の邦訳は「私はあなたの豚」となるらしい。いや、裏の意味があるのだろうか、よく判らないが・・・オリジナルはこれか?

原曲は程良くR&Bなんである。もちろんDr.Feelgoodバージョンも

以前、ボブ・ディランのバックでギターを弾いていた(誰かは思い出せないが・・・)が、ツアーの途中で「ギターソロを一音で弾いてもらえないか」といわれ、その注文に答えたというような事を読んだ覚えがあるのだが「I’m A Hog For You」のギターソロは、まさしく「一音ソロ」だ。これがボブ・ディランが言っていた「一音ソロ」なのかは判らないが、こんなの他に聴いたことがない。

と、いうことで、このギターソロは必聴といえるだろう。

皆さんも是非、このギターソロを聴いてみてください。

amazonで入手↓

I’m a Hog For You Baby (BBC John Peel Session)

タイトルとURLをコピーしました