前回、定額ストリーミングサービスとして、Spotifyと、Youtube Musicと、Apple Musicと、Amazon Music Unlimitedを比較した結果、
- Spotifyは使い勝手は最高だが、落ちる所が気になるのと、無料プランでも十分に使えるんじゃないの?という結論。
- Youtube Musicは将来的には一番良さそうな気がするが、Spotify同様に現状では無料で見る(聴く)で良いのでは?という結論。
- Apple Musicは、自分がiPhone使いでiTunesにも慣れているが、実際にそれほど使い勝手が良いとも思っていない事で、悩むところ。
- Amazon Music Unlimitedは、Prime加入の我が家ではたぶん一番安く使えるので、これが本命かなあと思いつつも、そもそも定額で使い続けるってあり?という根本的な疑問も生まれてくるという・・・
こんな結論となっている。(結論出てないか・・・)
まあ、使い勝手ならSpotifyで、値段ならAmazon、という事になりそうだ。
今後、各サービスが横並びで同じようになっているとは考えにくいので、あくまでも現状ならば、という所だろう。(携帯サービスもそうだが)何所かが良くなったらそっちへ乗り換えるのかっていう部分もあるけど、その際にダウンロードした曲が端末から消えるのは、他のサービスにも同じ曲があるならまだ良いとして、「お気に入りのプレイリスト」など、気に入っている曲だけを自分で集めたデータが飛んでしまうのは、困るんではないかと思う。現状で他社のプレイリストを「インポート・エクスポート」出来るような仕様になっているとは思えないが、今後はそういった部分も出てくる気がする。
また、現状ではPC等にダウンロードして、CDインポートしてたように、iTunesで無料で聴けばいいじゃん、というのも捨てきれない。
このあたりは悩ましい所でもある。
しかし、以前のCD音源よりもリマスタリングの音源の方が良いのも事実であるし・・・過去のCD音源を取っておく必要あるのか?なんてのも、思わないでもない所。
で、過去に30cmレコード盤とカセットテープを大量に破棄した事を未だに後悔している割に、それも人生ってもんだ、とか。
考え出すと、色々な方面に脱線してくるのが、今の自分の周辺を取り巻く哲学的な課題といったところだろうか。
ま、前置きはこれくらいにして、まだ悩ましい2つのサービス、Apple MusicとAmazon Music Unlimitedを比較してみようと思う。
そのために、とりあえず両者の3ヶ月無料体験を始めてみた。
で、前もって
こんなところはしっかり調べておいた方が・・・いいかもしれない。
また、こんなのも。
むむ!ややこしい・・・
まあいっか!とりあえず。
いや、もっとややこしいものを見つけた。
こっちのほうが安いよね、でもそもそもダウンロードした曲はアップロード出来ない?うーむ・・・なんだか。
まあいいや、とりあえず、Apple musicと、Amazon Music Unlimitedの3ヶ月無料体験を始めてみよう!
Contents
3ヶ月無料体験を始めてみよう!
3ヶ月無料体験はたぶん、ずっとやっているんだと思うけど、場合によっては1か月のみかもしれないので、その都度確認しよう。
別に3か月じゃなければ体験してはいけないって事はないけど、長い方が良いだろうから。
入ってみて、直ぐにどうなるか
Apple Musicの場合
最初に、好みを聞いてくる。これはSpotifyと似ているが、候補に挙がってくるアーチストは邦楽(J-Pop?)中心で、殆どが知らないか、興味なし。
洋楽のアーチスト候補は、はっきり言って、しょぼすぎる。デビッド・ボウイしかチェック出来ず。これで好みが判る訳がない。
iTunesの最下部にある5つのアイコンのうち、「For You」と「見つける」は、ほぼ使えない。興味のあるアーティストが出てこないためだ。使っているうちに改善されるのかは判らない。未だスマホ内にある楽曲データと同期はしていない。
このあたりもちゃんと読んでおく必要がありそうだ。
う~ん、面倒くさい。
Amazon Music Unlimited
こちらはAppleやSpotifyと違って、何も起こらない。おそらく、おすすめするAIが検索結果や視聴結果からなされるんじゃないかと思われる。使っていくと既に買ったものと同じ、あるいは類似した商品をおすすめする、Amazonのページと同じような気がする。まあ音楽に関しては、それはそれでいいような、というか、Appleの初心者むけ「入門」プレイリストのダサさに比べれば、何も出さない方がクールだと思う。まあ、勝手にMixしてくれるSpotifyの方が良いかも。と考えると、Apple、Amazon両者ともそれほど良くない、といったところか。
徹底比較!どっちが曲が多いか
実際に、Apple musicが6000万曲、Amazon music Unlimitedが6500万曲で、Amazonが500万曲多い事になっている。
といっても自分の好みの曲は全部入っているのかどうかが、一番の問題だ。まあ、6000万曲も絶対に聴かないけど、世の中には入手するのが難しい楽曲なんてのも実際にはありそうだし、有料なのに、ないじゃん!みたいなのはショックな気がするので、しっかり調べておきたいところではある。
ということで、先ず、特定のアーティストで調べてみよう。
60年代から活躍していてアメリカではヒット曲もヒットアルバムも多々あり、有名だが、おそらく知っている日本人は非常に少ない?スティーブ・ミラー・バンドで比較してみよう。
Appleではトップソング、必聴アルバム、続いてアルバム(全て)、ミュージックビデオ、アーティストプレイリスト、シングル&EP、ライブアルバム、ベストアルバム、その他と続く。最後に、同じタイプのアーティスト(ジョー・ウオルシュ、トラフィック、バッド・カンパニー、ドゥービー・ブラザース、ジェイムス、ギャング、オールマン・ブラザース・バンド、J.ガイルズ・バンド)と続く。
Amazonでは、人気のある曲、人気のあるアルバム、関連のあるプレイリスト、関連のあるアーティスト(Ram Jam、Blue Oyster Cult、King Harvest、レーナード・スキナード、スティラーズ・ホイール、カンサス、ルパート・ホームズ、ルッキング・グラス、ボブ・シーガー、などなど・・・20組のアーチストが並ぶ。
アルバム数だが、Apple Musicでは19枚、ライブが2枚、ベストが3枚。
対して、Amazon Music Unlimitedでは、ライブ、ベストの区別なく・・・全部で43枚。
なんと、その差はアルバム数で19枚分だ!
スティーブ・ミラー・バンドのWikiペディアでは、公式アルバムが18枚、ライブアルバムが3枚となっているので、大体Apple Musicの品ぞろえで事足りている?のだろうか。
それにしてもAmazon Music Unlimitedの方が圧倒的にアルバム数が多い、というか、楽曲データが多いという事実。
勿論、全曲聞いてないので、同じ曲が重複しているのかなどが良く判らない。
が・・・少なくとも、Apple MusicよりはAmzon music Unlimitedのほうが、様々な妄想が広がるのは間違いないだろう。
全ての公式アルバムは網羅されているのだろうか
定額サービスを選ぶにあたって、やはり全てのレコーディング・データが網羅されているかどうかは、重要な選択基準だと思う。
Amazonの公式アルバム以外の謎の?アルバム量にはビックリだが、一応、スティーブ・ミラー・バンドの日本国内、あるいは、全米における公式発表アルバムはApple、Amazon共に網羅しているといって良いように思う。
ちなみに、両サービスにおいて、Steve Miller Band Live! (1983)が存在していない。
何故だろう?権利の問題なのかよく判らないが。ないと判ると、聴きたくなるのはファンの心情・・・う~む、聴きたい。
そういえば、アルバムを聴く際のインターフェースも重要か?
Appleの場合、アルバム発表年が記載されている。また、一部のアルバムによっては解説もついている。そのあたりはAmazonよりも親切なのかもしれない。
また、Apple Musicにおいて、アルバム「Abracadabra」中、表題曲の「abrakadabra」だけ、「この曲は現在、この国または地域では入手出来ません。」となって聴く事が出来ない。ベストアルバム中にも入っているので、そっちから聴けることは聴けるが・・・アルバム構成としての曲順の流れを楽しむことは出来ない、という、残念な状態となっている事も記しておくべきだろう。
なんだろう?Amazonではそんな事はなく、ちゃんと収録順に聴けるようになっているが・・・
ちなみにAmazonのインターフェースはこんな感じ。
アルバム一覧の表示のされかた。
2列のAppleに対して、1列のAmazon。まあこのあたりは好みというか、大した問題ではないかと思う。
結論
違いはなんとなく、分かったような気もするというか、違いは、ある。
じゃあどっちが良いのかというと、なんとも一長一短な気もするし、現状では個人的嗜好を優先したとしても、決めがたいものがある。
ちなみに、音質の違いとかは、よく判らず。
実はSpotifyはApple、Amazonよりも音が、大きい。(良いのかは不明)
なので、イヤフォンでSpotifyを聴いた後にiTunesで同様に音楽を聴くと、ちょっと物足りない気がする。
そのあたりの違いは両者にはなさそうだ。
さて、次は、他のミュージシャンでも比較してみようと思う。