A Night at the Opera-Queen

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アルバム「オペラ座の夜」は映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観る前に聴いておきたい、クイーンの代表作。 

今、「ボヘミアン・ラプソディ」という映画が人気らしい。

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

実をいうとこの映画の噂を聞いていたにも関わらず、全く興味を持っていなかったのだが、このサントラの内容を見て、「Now I’m Here(Live at Hammersmith 1975)というのを見つけ、かなり気持ちがときめいた。

しかし、よく見ると自分が以前聴いたバージョンは1979、カンボジア難民救済コンサートのバージョンであり、このサントラに入っているものと同じではなかった。

まあ、それをきっかけにWeb検索しているうちに、貴重な動画を発見。これだ現代のすごい所ということで、良かったとしよう。元々「カンボジア難民救済コンサート」はチャリティコンサートで、テレビで放送番組として編集、(たぶん)NHKで放送されたんだと思う。(そのテレビを録画した海賊版ビデオを自分は持っていたりするのだが)

↑↑オリジナルが好きな人はこれを聞いて「走りすぎ!」と思うかもしれない。まあ好き嫌いは別にして、かなりテンポアップしているのは確か。聴いたことのない人は是非一聴の価値ありと思う。で、この動画の3分40秒過ぎくらいからは、TVではカットされている部分だ。まあなんとなくだらだらと助長な感じでカットされたんだと思うが、後半のドラムはスゴイ。これが聴けたらそれでいいか。これもコンサート丸ごと元データがあるなら、販売するか、ストリーミング公開するか、すればいいのになんて思ったりする。と、まあいずれにせよ「Now I’m Here」はアルバム「オペラ座の夜」には収録されていない。脱線してすみません。

・・・また、それとは別に映画も見よう。いつかは!

この映画の内容はあまりよく判っていないのだが「ボヘミアン・ラプソディ」が収録されていたこのアルバムは1975年の暮、イギリスのロックバンド、クイーンによる4枚目としてリリースされている。自分が何故このレコードを買ったのかはよく覚えていないが、おそらく当時TVKにて放送されていた番組「海賊船P(パーソナリティ佐藤B作)」あるいは京都TVの「ポップスインピクチャー」で取り上げられていた「ボヘミアン・ラプソディ」のPVが凄かったからだと思う。いや、PVが凄かったのではなく、正しくは曲の構成がスゴかった。自分からすれば当時中学1年、夏から長期不登校に入り、冬休みを超えた頃だったんじゃないかと思う。当時の自分は洋楽にさほど詳しい訳ではなかったが、学校にも行かず昼夜問わずFENや洋楽番組を聴き始めた頃だった。ハードロックというジャンルの音楽を好んで聴くような心の準備はなかったし、クイーンのメンバーのルックスを雑誌等で見ても、髪の毛長くて気持ち悪い男達、という印象でしかなく(まあその後はその滑稽さも含めて割といいやつなのかもしれないな、みたいに変わっていくのだが)当時は外見的に共鳴する部分は殆ど何もなかったと思う。ただ「ボヘミアン・ラプソディ」という曲は別で、これはハードロックというよりも、どちらかといえばクラシカルなバラード、あるいは黒人霊歌のような印象のある曲で、中盤のオペラ調、後半のヘビーロック調へとの進展など、当時の自分としては日本の歌謡曲くらいしか知らない中、洋楽ってのは構成がすごいなあと思ったものだった。(その後、洋楽といえどこんな曲は他には無い事を学ぶことになるが)たぶん自分が最初に買った洋楽アルバムはこれだったと思う。

オペラ座の夜

アルバムの詳細について、一つ一つ見ていこう。

Death On Two Legs (Dedicated To…)

レコード針を落とす、という作業を今どきしないと思うが、最初の音が出てくるまでの緊張感。最初の音D♯若しくはE♭でフェードイン、ではなく小さい音だがしっかりと、まるでシューベルトの魔王のようにピアノが鳴り始め、音量が上がると共に(たぶんブライアン・メイのギターによる)気色の悪い低音と癇に障る中音に包まれて混迷が極み・・・後一定のリズムに乗ってオカルティックなヘビーロックが始まる、といったところか。この曲のイントロは結構これでもかという演出は過剰の極み。しかも滑稽でさえあるが、その迫力には圧倒されざるをえない。Death on two legs(二本足の死神)ってのは現代風に言えば「Walking Dead」とは違うのかよく判らないが、どうやらこの曲には個人に向けた恨み節が込められているらしい。そのあたりの詳細をここでは触れないが、どうしても知りたい人は曲のタイトルで検索してもらえれば結構多くの人が書いているようなのでそちらで調べてほしい。既に40年ほど前のレコードなので当時はすごいと思った部分も現代では笑えるミキシングもあったりはするのだが、可能であれば現代にマッチしたミキシングで聞いてみたいものだ(というか案外、そうなっているのかもしれないが・・・聞いてないもんで)

「オペラ座の夜」<最新リマスター・エディション>

2005年だから最新でもない気がするが・・・上の2011年バージョンとどう違うのか、聴き比べては如何だろうか?

Lazing On A Sunday Afternoon

そしてこの落差を楽しむ、という感じだろうか。ラジオ体操のように軽快に流れるピアノに乗ってオペラ調にオバカをしているフレディおじさんといったらファンは怒るかもしれないが、批判している訳ではなくクイーンはこういったお笑い調を持っている、といった感じだ。ただこのアルバム全体を通じてだが、ドラムスは重低音で迫力があるからそのアンバランスがまた滑稽というかカッコいい、ということにしておこう。

I’m In Love With My Car

ドラムのロジャー・テイラーの曲でヴォーカルもロジャー。これまた先の曲とはうって変わってドライでカラッカラに乾いた演奏というか、ある種の「これがハードロック(あえてヘビメタとは言わない)」という感じ満載の曲だ。カッコいい気もするが物足りない気もする。でもロジャー・テイラーがインタビューで「ボブ・ディランはグレイト」と言っているのを何度か見たので、何故か大目にみてしまう自分もいることには気づいている。まあ、音楽ってのもそのものよりもその周辺も含めて嗜好である、ということで良いのではないだろうか。

You’re My Best Friend

たしかベースのジョン・ディーコンによる曲だったような気がするが、歌っているのはフレディに間違いない。この曲はボヘミアン・ラプソディの後のシングルで、日本では結構ヒットしたんじゃないかという気がする。やっぱりドラムは特殊なんだが、かなりポップな曲である。

’39

何が’39なのか判らないが、アコースティックギターな曲であって、ブライアン・メイが歌っている。これもハードロックではない。カントリー・フォークなのかと言われると、そういう感じでもないのだが、まあへんてこな曲だが、ハードロック系にアレルギーのある人はこの辺りはほのぼのして聴きやすいのではないかと思う。

Sweet Lady

これはヘビーな作品といえるかも、考えてみるとこのアルバムにヘビーな曲はそう多くない事にも気づく。でもこの曲もヘビーでありつつ、そんなに重くない。後半はビーバップ風になっていく。

Seaside Rendezvous

これもまた、何調というのかよく判らないが、ジャズ風なのか、デキシーランド風?(間違ってたら申し訳ない)タップを踏んだり、管楽器は入っているし、昔の日本のクレイジーキャッツのようなノリがある。よく言えば楽しい曲だし悪く言えばアルバムに入ってなくても差し障りのない曲という感じだ。

The Prophet’s Song

まさしく「荘厳」という言葉がふさわしい曲ではないかと思う。ボヘミアンラプソディが長いというが、この曲はもっと長い。が、別に退屈な訳ではない。Death on two legsBohemian Rhapsodyと同じようにロックオペラという雰囲気の作品といえる。この曲が「預言者の歌」という通りで、アルバム中の最も謎めいたオカルト風?ちょっと謎の歌である。クイーンというバンドはすごく技巧的な音楽を作るバンドだということなんだと思う。ロックオペラといえば The Who の専売特許な気がするが、クイーンのは本当に曲が「オペラチック」だ。もちろんクラシックの「オベラ」なんじゃなくて「オペラチック」な「ロック」なんであって、その辺りの表現手法が思いつかない。まあ音を語る事は昔から難しいというか「百聞は一見に如かず」という言葉がこういう所で使われるんだろうな、という風に思う次第。アルバムでなければ入らない曲だし、先の「シーサイドランデブー」はアルバムに入ってなくても良い感じの曲と書いたが、こちらはこのアルバム以外で聴いても何の価値も見出せないだろう。それくらいに、このアルバムとの紐帯が強い曲だ。
例の映画でこの曲の制作風景が描かれているのかは知らないが、この曲もボヘミアンラプソディ同様に、いくつものパート(というか楽章というか、プログラム的にいえばモジュールのようなもの)があって、その細やかな組み合わせで出来上がっていると考えられる。自分はあまり詳しくはないが、プログレッシブロックと言われるジャンルのバンドの技法かと思うが、その辺りをどう取り扱うかがプロデューサーの能力、なんて思われたりするんだろう。(実際にはエンジニアな気もするが、その差はよく判らない)おそらく、当時サンプリングマシン等存在しない中で、音源はオープンリールテープに収録していたんだと思うが、そのテープの複製、オーバーダビングをかなりの量で繰り返して出来ているのは確かだと思う。またオペラ部分での時間をずらして再生する技術は後でポリスのアンディ・サマーズなどディレイを駆使するギタリストの先駆けではないかと思うし、後で来るドラムのゲートリバーブなんて流行もこのあたりから来ているんじゃないかと思ったりする。(違う、若しくはこれが正解という部分の意見がある方は是非、コメントをください)また、この曲には日本の楽器「琴」が使われているとの事だが、次の曲へのブリッジというか、この曲の最後のインストゥルメンタル部分と、次の曲の琴パートがハープへと変わる部分など、かなりマニアックな技法が満載であり、そういった技法を吟味する事を堪能できる人にとってはこの曲の再生は至福のひとときとなるだろうが、そうでない人からすれば(今風にいえば)スキップ対象曲になりかねない曲といえるだろう。

Love Of My Life

アルバム中で最もまともな曲といったら失礼か。先の曲のエンディングからこの曲へ入るタイミングは非常に見事であり、(CDでは意味がないが)このアルバムB面をまとめ上げるために重要な意味をもつ曲といえるだろう。もちろん、シングルカットされたクイーンの名曲という捉え方の中ではインパクトの強い曲とはいえないのだが、クイーンの、フレディの作品の中でももっとも「ピアノ演奏される」曲であることはほぼ間違いないと思う。メロディアスで、曲全体が正攻法で悪く言えば普通の曲だ。この曲中のギター(ソロ)パートはかなり変で、このギターがあるからこの曲はショボリッチなスタンダード名鑑から脱する事が出来るのだと思う。自分は後でロバート・フィリップに傾倒するのだが、それも案外、ブライアン・メイのギタースタイルに被る部分があるような気がする。(両者の共通項はあまり語られるのを聴いたことはないので、どうかなとも思うが)余談だが、この曲は自分のカラオケレパートリー十八番だったりもする。本当の十八番は「ボヘミアン・ラプソディ」なんだが、集う人々によってはかなりドン引きされるので・・・つまり、この曲は空気を読んでもつじつまが合う、控えめに評価して「普通の」曲であるともいえるかもしれない。と、あまり褒めていないように感じる人もいるかもしれないが、もしもピアノで弾けたらとても尊敬されると思うので、ピアノが弾ける人は是非、チャレンジしてみてほしい。

と、いうことでつい連想してしまったが・・・↓↓この曲とは全く関係ないのでチェックしなくていい、と思う。(いや、単なるジョークなので、ファンの人は本気で怒らないで欲しい・・・)

Good Company

ウクレレ、といえばハワイアン、と思う人の方が現代では多いのかもしれないが、自分の世代では牧伸二が連想される。いや別にこの曲が間抜けだと言っている訳ではないし、牧伸二とは全く関係ないが。


デキシーランドジャズ(シーサイドランデブーでも書いたか)風な気はするし、同じような事をもう一度書いてしまうが・・・これもアルバムに入ってなくても差し障りのない曲か(この曲が好きな人ゴメンなさいm(__)m)とはいえ、別にフォローする訳だが、自分はこの曲は結構好きだ。ブライアン・メイというギター及びその他の楽器演奏家は実に多彩であり、また良い性格の人間なんじゃないかという気がする。というのも、この曲は地味な曲想にも関わらず、細かい楽節単位でしつこくウンザリするくらいに様々な音(のするギター)が突っ込まれているからだ。同じような良い人として、アメリカ人のスティーブ・ミラーなんかがいるのだが(こちらが突っ込むのはシンセサイザーで、さらには結構イモっぽいのだが・・・)ブライアンはこのあたり中々スマートにまとめている。
が・・・スマートなら限度を超えていいのかといえばそれはちょっと違うというか、地味な曲にも関わらず、途中で「しつこい!」と言いたくなるような気もしなくはない。(あくまでも個人的感想)
まあ、嗜好は人それぞれなので・・・これで少しはフォロー出来ているのかどうか・・・

Bohemian Rhapsody

冒頭に出てきた映画のタイトル曲でもあり、おそらくクイーンの代表作である。この曲がロックの歴史を変えたといったら言い過ぎかもしれないが、ロックはこうあるべき、という姿があったとしたら、その姿を確実に変えた作品だと思う。最初のアカペラ導入部からゴスペル調なメインフレーズ(あまり言われてない気もするが、メインフレーズはゴスペル的だと思う)またオペラチックなブリッジを経てヘビメタヘッドバンキングへと移行し、最後に昇天 Nothing really matters to me,Any way the wind blows….この曲は演劇のようだ。直接的な捉え方をすればストーリーは人を撃ち殺してしまった男が死刑になる前に母に向かって話している、みたいな感じになるだろう。しかしどうやら映画ではこの歌に裏の意味を持たせているらしい。ということは、おそらくフレディ・マーキュリー自身が生前に語っていた「この曲の謎解き」が映画の中にあるのだろう(と思っているのだが)。


BOHEMIAN RHAPSODY THE INSIDE STORY THE OFFICIAL BOOK OF THE FILM ボヘミアン・ラプソディ オフィシャル・ブック

これを書いている時点で映画を見ていないし、この本も読んでいる訳ではないので、実際に何の意味を表しているのかは想像の範疇でしかない。ただ、この曲を自分自身の内面的葛藤と置き換えて聞くことは出来ると思うし、多様な捉え方は可能だろう。そして、その思いが同じでも、違っても、この曲は皆で歌う事が出来る。まあ皆で歌うのはそれなりに難しいかもしれないが・・・楽しいことでもあるだろう。「ウェインズ・ワールド」ではこの曲を皆で歌う事をこのように表現している。


ウェインズ・ワールド〈スペシャル・エディション〉 [DVD]

名作はその都度復活する運命にある、というか、既にこの曲は「オペラ座の夜」アルバムの1曲という役割を超えて何か他の役割を社会的に持っているんじゃないかという気がする。

God Save The Queen

締めは、イギリス国家。ジミ・ヘンドリックスがアメリカ国家をギターで弾いたのと同じように、ブライアン・メイはイギリス人として神妙にギターを弾いているのかどうか、よく判らないが、このインストゥルメンタルはボヘミアン・ラプソディのリフレインのようでもある。英国人にとっては、かなり大仰しいフィナーレなんだろうけどオリンピック等でイギリス国家を聞きなれている訳ではない自分にとってはそのあたりはあまり響かないのであった。どちらかといえば近い時代に同じタイトル曲になっている「セックス・ピストルズ」の方が印象が強い。ただ、この「オペラ座の夜」アルバムを聴く上では気にすることでもない。

と、いうことで、如何だっただろうか。自分としては、中学時代にほぼ最初に購入した一枚として、かなり思い入れのあるアルバムだ。もしこれから聞いてみたいと思っている人がいるなら、是非おすすめしたいレコードであることには間違いない。

グレイテスト・ヒッツ

クイーンのベストもいいが、先ず「オペラ座の夜」をアルバムで聴いてほしい。

このアルバムを総じて思う事は、既に発表から40年以上経過しているにも関わらず、音のクオリティが高い事。当時とすればかなり最高級レベルだったのかもしれない。しかし、時代がここまでで来たら、もう一度最良のリミックスをして欲しい(と思うのは自分だけだろうか?)

良い音楽は良いオーディオシステムで再生すれば良い音楽になる。それはそうだが、その昔、音楽業界はラジカセで迫力のあるように聞こえるミックスを普通にやっていたらしい。その理由は単純で、多くの人はラジカセを持っていても高級オーディオシステムなんて殆どの人が持っていなかったからだ。それは現代にもいえる。このアルバムは40数年前の最良のオーディオシステムによって最高のポテンシャルを発揮するアルバムだったんだと思う。現代、一番多くの人が持っているサウンドシステムってのはどんなシステムなんだろうか・・・


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良い意味でも悪い意味でもさほど変わってないのはヘッドホンだろう。ヘッドホンで最高な再生が出来る事が時代を超えてのテーマなんではないだろうか、とすれば、やっぱりこの「オペラ座の夜」におけるドラムの輪郭をよりクッキリと再現したり、サラウンド時代にマッチした音の再配置なんか、やって欲しいなあと思う次第であろう。

 

しかし・・・自分はその後、クイーンの次回作、次々回作を購入することはなかった。
じゃあ次作はどんなレコードかというと、買わなかったという時点でなんとなく察して頂いてもいいのだが、誤解をおそれず言い切ってしまえば、購入を躊躇うレコードだった・・・と思う。(あくまでも個人的感想です・・・買った人にケンカを売っている訳ではない)シングルカットされた曲は「Somebody To Love」「Teo Torriatte」「Tie Your Mothe Down」だったと思うが、この中で1曲でもレコードを買ってでも聞きたいという曲があれば違っていたと思うが、そう思わなかったという事だ。


華麗なるレース

次もどうしようか悩んだが、結局買わなかった。こちらも理由は同じ。アルバムジャケットがダサいとかの問題ではないが、ジャケ買いしたくなるとも思わない。(あくまでも個人的感想)たぶん彼らは「オペラ座の夜」を完成させた後に何かが脱力した、というか、もうあんな思いをしたくない、くらいの思いがあったんじゃないかという気がする。それ位に腑抜けていると思う。


News Of The World (2011 Remaster)

「Jazz」は買った。

このレコードの評価は分かれるところだと思うが、かなり意欲的に制作されたレコードだったんじゃないかと思う。ただしこれは良い意味でも悪い意味でも「別物」だ。ヌードで自転車に乗る複数女性のポスターが欲しくて買った訳ではない。でも購入理由は「Bicycle Race」だったのは確か。ここにも「オペラ座の夜」にあった音楽はなかった。


ジャズ

ボヘミアン・ラプソディを超える(あるいは同一線上にある)楽曲は登場しなかったという事だ。その後ロック・オペラは作られなかった。それはそれで、仕方がないことだ。既にフレディは亡くなっているし、今後も誰か他のアーティストがボヘミアン・ラプソディと同一手法で曲を書いたとしても、おそらくもう同じ感動は持てないのだと思う。

おそらく、この「ボヘミアン・ラプソディ」を含む「オペラ座の夜」というアルバムが何らかの偶然も含めて良いレコードとなってしまった。そういう事なんだろう。クイーンに対しては少々辛口批評になってしまったかもしれないが、それ自体がこのレコードの価値を下げる事にはならないだろう。

個人的弁明をさせてもらえば、当時LPレコードは2,500円程度で、中学生がコンスタントに新譜を購入するためにはシビアな購入理由が必要だった。それに比べて現代の音を取り巻く環境は、たぶん良くなっていると思う。定額制ストリーミングはラジオの必然を完全に無くしてしまった。しかしCDやダウンロードサービスが無くしてしまったものもある。それは30センチ四方のLPレコード自体と、レコードジャケットその他不随する歌詞カードや、ライナーノーツなどである。現代においてこれらを所有することは出来ない。
ちなみに当時の「オペラ座の夜」日本版には対訳はついていなかった。たぶんレコード会社は大して売れると思ってなかったに違いない。ただし、これはオリジナルもそうなんだと思うがレコードジャケットは見開きで中面に歌詞が書かれていて、このデザインは中々だった。ただ、ネットを検索してもこの中面の画像を見つける事が出来ない。

こんなのもあるみたい。ちょっと欲しいかも・・・う~ん・・・・どうなんだろう??

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